簿記3級とFP3級の体験談を知りたい人も、多いのではないでしょうか。
そこで今回、簿記3級とFP3級の両方を勉強した方から体験談をいただきました!
簿記3級とFP3級の両方を勉強した人の体験談を交えながら、両方取得しようと思った理由と、勉強法を解説します。
簿記3級とFP3級の体験談①:理由は?
実務経験ゼロの私が、簿記3級とFP3級を取得しようと思った理由は2つあります。
- 副業を始めたかった
- 生活に役立つと思った
副業を始めたかった
理由の1つ目は、副業で稼ぎたかったからです。
恥ずかしながら、私の仕事は、決して待遇が良いものではありません。
そこでネットで調べると、FPはコンサルティングはもちろん、
ライターやブログ運営など様々な稼ぎ方があるため、副業に強いという記事を複数見つけました。
そして、FP3級受験をしようと決意しました。
※現在はFP2級を取得しています。
生活に役立つと思った
2つ目は、簿記3級とFP3級はともにお金に関する資格なので、所持しておいて損はないと思ったからです。
特に簿記3級に関しては、将来的に独立を考えている私にとって、確定申告などで会計の知識を持っていて損はないと考えました。
簿記3級とFP3級の体験談②:かかった期間
次に、簿記3級とFP3級を取得するまでにかかった時間を紹介します。
簿記3級
簿記3級の勉強時間は、合計で80時間ほどです。
1日辺り30分くらい、試験1か月前は1~2時間ほど取り組んだでしょうか。
期間としては2,3か月ほどかかりました。
試験日まで時間があったため、余裕を持って学習を進めることができました。
FP3級
1日辺りの学習時間は、簿記3級と同じくらいです。
期間は簿記3級より若干短く、2か月弱の勉強で合格しました。
簿記3級とFP3級の体験談③:テキストと勉強法
そんな私が、簿記3級とFP3級で使用したテキストや、勉強した方法をそれぞれ解説します。
簿記3級
使用したテキスト
使用したテキストは、以下の3つです。
・スッキリわかる、日商簿記3級
・究極の仕分け集 日商簿記3級
・TAC直前予想 日商簿記3級
簿記に関わらず勉強において、インプット→アウトプットの流れを大切にしているので、テキスト+問題集タイプの教材を選びました。
同じタイプのテキストは他にもありましたが、見開き1ページの左に問題、右に解答という形式のものだと、いちいち解答を隠さないといけません。
「スッキリわかる、日商簿記3級」は問題と解答がきっちり分かれていたので、そこも加味して選びました。
勉強法
私は勉強時間と言うよりは、ノルマを課して取り組んでいました。
具体的に言うと、「スッキリわかる、日商簿記3級」は1単元が2~4ページくらいなので、1日4or5単元ほど。
ただし、例えば序盤の仕訳(例:商品100円を仕入れ、現金で支払った。)と、後半の試算表や精算表の作成とでは、同じ1単元でも、必要な時間がまるで異なります。
難易度や重要性に応じて、1日に進める範囲を流動的に対応していました。
また実務経験がないと、勘定科目から何から初見のものばかりでしたので面食らうかと言う不安はありましたが、いざ始めてみると思ったよりはスムーズに覚えることが出来ました。
というのも、簿記3級で扱う内容は、基本的には商品の売買に関するもので、比較的身近な内容です。
ですから、思いのほか取り組みやすかったです。
仕訳集については、スキマ時間を活用するために購入したので、専ら通勤電車の中や、テレビのCM中などに読んでいました。
他に意識したことは、その日のうちに必ず復習を行うことです。
例えば行きの電車で何ページか解いて、そこで間違えた問題は帰りの電車でもう1度解くなど、反復演習で知識を着実に身につけることで合格に近づきました。
FP3級
使用したテキスト
使用したテキストや問題集は上2つですが、おすすめは1番下のテキストです。
・史上最強のFP3級テキスト
・史上最強のFP3級問題集
・一発合格!漫画で攻略!FP技能士3級(2級学習時に使用)
勉強法
実はFP3級の勉強で1番おすすめしたいテキストは、最後に挙げた「一発合格!漫画で攻略!FP技能士3級」です。
私は現在、FP2級を取得しており、2級学習時に使用しました。
FP3級と2級で出題範囲に違いがある訳でもないので、「一発合格!漫画で攻略!FP技能士3級」を使用した勉強法を紹介します。
テキストの読み方は、簿記3級と同じです。
区切りの良いところまで読み、そして問題集でアウトプットをすることを意識しました。
ただしテキストはマンガゆえに情報量が多くないので、
- 1週目…まずは概要を理解する
- 2週目以降…基本を押さえるだけでなく、追加情報をテキストに書く
という工夫をしていました。
「情報量が少ないとダメじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、実務経験がない人にはありがたかったです。
FP試験では、年金終価係数や逓増定期保険といった難しい単語が次々に出てきます。
簿記3級のようにイメージが湧きやすいものでもありませんので、情報量が多いテキストだと挫折してしまう人もいるでしょう。
そのため学習の導入として、読みやすさを重視したテキストの方がとっつきやすく、初めて勉強する人にはおすすめです。
またハンディサイズなので、電車内で手軽に読めるという点も魅力的ですね。
簿記3級、FP3級のどっちを先に勉強する?
本記事では、簿記3級とFP3級の両方を経験した方からの体験談を紹介しました。
まとめますと
- 簿記3級…内容がわかりやすいが、範囲が広い
- FP3級…範囲は広くないが、難しい単語が多い
といったことで、自分に合っている方から勉強を始めましょう。
とはいえ、どちらがあっているか自分ではわからない方も多いですよね。
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※本記事は、編集者あてに投稿いただいた、ノンフィクションの体験談です。